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振り出しに戻る

快調のはずなのだが、しっくりこない。

先日も、友人宅でのバーベキューの帰り、

少し不安があったので、

同乗者に降りてもらった。

申し訳なかった。



今回の入院で多くの改善があり、

どんどん洗練されてくるC嬢に、改めてうっとりしているのだが、

そこに水をさすような、どうもひっかかる点がある。

先ず、

エンジンをスタートさせる時、

今までなら何の気遣いも無く一発スタートできていたのだが、

スターターを回して点火が始まりそして爆発し始めるその時に一瞬の「間」が必要になった。

問題無いと言えば無いし、話に聞く他のCXに比べれば随分マシなのだと思うが、

それでも以前と比べてしまうと気になる。

何日か考えていたけど、もしかしたら燃料ポンプがへばってきたか詰まってきたか、あるいは燃料噴射のインジェクションバルブにこれも詰まりがあるのかもしれない。

ここらはシロート考えなのだが。



何れにしても燃料ポンプや燃料フィルターは交換しなきゃ。





もう一点。

どうも気になる。

振動が過大な気がする。

おおよそこの時代のシトロエンというのは、

ディーゼルエンジンにマニュアルミッションというのが定番で、

C嬢のようにガソリンエンジンのオートマティックトランスミッションというのは全生産台数から見ればレア中のレアという事になる。

当然メーカーもそれほど力を入れているはずもなく、

そういう事も有るのか無いのか、

C嬢はDレンジでの信号待ちなどの時は、これの振動は酷いと言っていい。

しかしある時その振動が更に酷くなった気がした。

ボンネットを開けると、こんなんだったっけ?と思うほど、エンジンが振動している。

流石に少し変だと思い、Kさんに見てもらったが、常日頃から見てない場合など、良く分かるはずも無い。

しかし、その2日後にゴールデンウィークのあの下血事件が起こったんだ。


今はベルトの対策も万全で問題無いにしても、

あの時の振動は変わってないように感じられる。

そういうこともあって、完全に納得出来たとは言い難かった。

パワーも以前より落ちてるように感じるし。。。



これもしばらく考えていた。

ネットでエンジンの振動についてあれこれ調べてみた。

パッと見た記事では、

振動はエンジン内の汚れが溜まったために起こるなんて書いてあった。

なるほどなるほどと思い、じっくり読み進めていくと、

最後にエンジンの洗浄剤のコマーシャルがあった。

なるほど!


ネットは恐ろしい。




いろいろ調べ、自分が出来ることを考える。

一つ思いついたのは、どこかの気筒が死んでいるのではないかということ。

これならばエンジン振動も増えるしパワーも出るわけ無い。

プラグ、コード、燃料噴射、、

様々な原因が考えられるが、

とにかくシロートなりにチェックしてみることにした。



深いところにプラグがあるC嬢の場合、

プラグを抜くのも面倒なので、

ハイテンションコードの接触不良をチェック。


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一つ一つゴソゴソ触って確認していく。

と、

ほとんど抜けかけている部分を一箇所見つけた!

これか!

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押し込み直し、

すぐに試走すると、

うーむ、振動が減った気がする。


長い間爆発していなかったなら、

それこそ汚れも溜まっているはずだから、

しばらくこの状態で過ごしてみることにした。


一週間ほど経った。

エンジンはパワーを取り戻した。

振動も、相変わらず静かとは言い難いが、

以前の酷さは影を潜めた。


うんうん、

これで納得出来る!



おおよそ3カ月かかったが、

完全に納得出来るところまで来た。

良かった。



一時は流石に凹んでしまい、

途方に暮れていたが、

もう大丈夫。


C嬢との時間も不安なく過ごせる。






そうなると、




またまた細かいことをやり始める。






まさに三年前の振り出しに戻り、

リアドアのアームレストの修理。



もちろん現状で困らないようには出来ていたが、

ここまで全体が出来上がってくると、

アームレストだってブサイクなままではイヤだ。


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いろいろ苦労してきたが、

今夜完成。


疲れたので細かいことはもう書かないが、

こんなことでも大きな大きな充足感がある。


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全くふつーのクルマ乗りには想像もできないだろうが、

それでも私はC嬢がいい。




# by johannes4520 | 2016-08-22 00:43

さまざま

いろいろあった

C嬢は、退院してからすぐさま機嫌を損ねた。

暑い真夏の大阪の街中に引きずり出され、

まさに拷問宜しく渋滞と高速を交互に試された。


さすがに我慢ならなかったらしく、

C嬢は問題のベルトを再び2本とも引き裂いた。


KN自動車にレスキューをお願いし、

大事は避けられた。



結局、根本的な問題として考えられたのは、

やはりエアコンであった。


C嬢は今時のエアコンに換装されている。

古いR12フロンを使ったオリジナルエアコンではなく、

新しいR134aを触媒とするものに換装されているのだが、

つまりコンプレッサーもそれ用となっており、

当然ながら、プーリーの径が違う。

それに合わせてなのか、動力源であるクランクシャフト側のプーリーも少し大きなものに交換されているようで、

よってオリジナルベルトでは負担が大きいらしい。



今回の再入院でそれが明らかとなり、

原因が特定されたことは私としては何よりも嬉しく思う。

ベルトをオリジナルより少し長いものに変更してもらった。





その後、

日本で一番暑さがキビシイと思われる大阪の街中を走り回っても、

調教が行き届いたせいか、

C嬢は悲鳴などあげなくなった。

まさに涼しい顔で過ごしている。




シトロエンのエアコンなど、

想像するだけで悲惨に思われるかもしれないが、

いやいや、私はオリジナル設計がさほど酷いものとは思っておらず、

それが証拠に、ここ数年、日本で信頼できる日本人のメカニックにリニューアルしてもらったC嬢のエアコンは、

実に快適なのである。

ウインドーが今時の熱線遮断タイプでないのが残念なのではあるが、それはフィルムで解決できるだろうと考えている。






ゴールデンウィークに始まった今回の入院の最大の目的は実はエアコンなのではなく、

リアサスペンションのリニューアルなんだ。



サスペンションベアリングを用意し交換。

さまざまなパーツもリニューアルした。

この効果は絶大で、

C嬢のエレガントはさらに素晴らしいものになった。

今の状態が新車時のオリジナルの状態であるなら、

あの時代としては、いや、それが現代であったとしても、驚くべきものである。




もう一つのリニューアルは燃料タンクにある。

燃料ゲージのプラスチックが割れていることで燃料がじんわり滲み、

それが室内の匂いとなって感じられていたのだが、

これのリニューアルもお願いしたんだ。

最終的に、新しい燃料ゲージが手に入らず、

シール剤で密閉するしかなかったようだが、

この作業はサスペンションも燃料タンクも全てバラして下ろさねばならなかったようで、

訳も分からずお願いした私としてはKN自動車に申し訳なく思っている。

と言っても、

その作業の大変さを知っていたとしても、お願いしたことには変わりはないんだろうな。




ざっと振り返って大きなことはこれくらいできたのであるが、

その結果、C嬢はもはや無敵とさえ思える。

この酷暑の渋滞の中でも水温は91度以上上がらず、

アイドリングは安定し、

何の不安もない。

走りは当然素晴らしい。





先日、今はBMWの偉いさんになっているMさんという人が遊びに来たらしい。

私はもちろん仕事中で、オヤジさんと喋っていたようだが、

この人、昔はシトロエンの正規ディーラーでまさにCXを売っていた人なんだ。

私がCXに乗っていることを知っていて、

やっぱり気になるらしい。

M氏「先生はまだCXに乗っているのですか?」

オヤジさん「乗っとる。昨日も昼間から出かけておった」

M氏「この暑い中、CXなんかに乗らないでくださいよー。普通のクルマでもこんな暑さじゃへばっちゃうのに」

オヤジさん「おまえ、自分がシトロエン売ってたくせに、なんちゅうこと言うか!」

M氏「シトロエンは潰れさえしなければ、最高のクルマなんです!」



そう!

C嬢は大丈夫!


なのだ。



さまざま_e0328795_15403966.jpeg

# by johannes4520 | 2016-08-11 14:54

帰ってきた

あれからどのくらいの時間が経ったのか、

もうどうでもいい。

とにかくC嬢は帰ってきた




帰ってきた姿を撮ろうと思ったが、

なんだかあたふたしてしまって1秒しか撮れなかった。



でも、

とにかくC嬢は帰ってきた。






今回の入院では様々なリフレッシュをお願いしたのだが、

それらについては後々ゆっくり話していこう。


帰ってきた_e0328795_21421450.jpeg

今は、とても安らかな気分

# by johannes4520 | 2016-07-23 22:17

誰も悪くは無いのに

出張から帰り着いたのは神戸空港。

ここで待っていてくれるのは、

いつもならC嬢なんだけど、

今回はプジョーくん。


誰も悪くは無いのに_e0328795_23543979.jpeg

見事なプロポーションで、何一つ文句の付けようも無いんだけど、

それでもやっぱり寂しく思う。

恋しい恋しい


変しい変しいではないぞ。












# by johannes4520 | 2016-07-10 23:52

かれこれ

C嬢が入院してから一ヶ月が過ぎた。

しかしこれは原因不明で手間取っているのではなく、

走行不能の訳は当日には解明していた。



結局、

ベルトテンショナーの不具合が原因でベルトが切れ、

ウオーターポンプもオルタネーターも何もかもが動作を停止し、

循環が無くなった冷却水が沸騰して漏れ出しオーバーヒート状態まで行ってしまったというわけだ。

オーバーヒート状態での走行は最小限におさえられたから、

後遺症の心配はさほどしていない。



問題は例によって部品の調達だが、

これは二週間程度で解決した。





どっちみち、入院の機会を狙って行うつもりだったブラッシュアップもこの際にお願いしたものだから、

それは時間がかかっても当然なのだ。




とは言え、

さすがに一ヶ月を越えると随分と寂しく感じる。





KN自動車のKさんもそれを気遣ってくれて、

現状の写真などを送ってくれた。



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この写真ひとつで気持ちのあれやこれやもひとまず落ち着くのだから不思議なもんだ。







自分の代車と言ってはあまりにも贅沢なプジョーくんの乗り味にも慣れてきて、

しかし慣れてきたことに改めて寂しく思うのは変な話。





入院の原因は、とうに解決しており、

今は私がお願いしたメニューが進んでいるのだが、



うーむ、






見に行こうかな〜


完全におじゃま虫だけど。。。












# by johannes4520 | 2016-06-10 17:32